| PR | EN | CO | TR | CA | AR | LI | RE | OT |
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

 - -
流産の記録2 告知
2月に入ってからどうも体調が優れなかった。そこはかとなくずっと吐き気がする。
消化不良か風邪か、と思って放っておいたら1週間続いたので、まあまさかね、と思いながら検査薬を使ってみたらまさかの陽性。
白状するとその時の第一声は「マジかよ〜」だった。
2人目はいつか欲しいとは思っていたのだけど、今の、想くんひとりでいっぱいいっぱいな生活。保育園に入れることすらままならない、仕事も未だままならない私たちが2人目なんて・・・高望みしちゃいかんな、と思っていたので。
さらに白状すると想くんはまだ授乳中で、私の生理もまだ再開してなかった。
つまり、ホルモン的にはまだ妊娠するべきじゃなかったんじゃないだろうか。手術後に医者にも言われました。
今思うと、なんて無責任なことをしたんだろうと、このことを一番残念に、後悔しています。
でもまあ、そんなネガティブな感情は束の間のこと。
帰宅した圭くんの嬉しそうな顔や、何も分からずに笑う想くんの顔を見ているとあっという間に気持ちは2児の母になって、
早速産婦人科に予約を入れ、いそいそノンカフェインを飲んでみたり、靴下を重ね履きしたり・・・。
やっぱり嬉しかった。

早速行った産婦人科では生理が再開していないので正確な週数は言えないけど、大きさからしておそらく5週くらい。
まだ心拍も確認できないので2週間後の再診でちゃんと成長が確認出来ればだいたいの出産予定日等がわかるでしょう、
そうでない場合は・・・まあ、よくあることですから。
と、後半のよくあること、のくだりは想くんの時も同じようなことを言われたけど、まあ、想くん大丈夫だったし、と、半分聞き流してました。
ひとまずは、おめでとうございます。
まだ春にはほど遠い2月半ば。なのに音が聞こえるほど春を感じた日でした。

それから数日経って、ひどい風邪をひいてしまいました。
風邪薬は飲めないからまあ、暖かくして大事にしていれば治るだろうと思っていたのだけど、
つわりで食欲もなく、まだ吐く程ではないけど水分もあまり摂れず、でも想くんの授乳もあるので
無理矢理なんとか少し食べ・・・そうこうしているうちにみるみる悪化。
かかりつけの産婦人科の再診を待たずに漢方だけもらいに行って様子を見ていました。
あんまりに具合が悪すぎて、いつのまにかつわりが消えたことにも気がつかず。

再診の日。
「見えませんねえ・・・」
いつもの明るい調子とは一変してだまりこんだ先生がそれはそれは色んな角度からエコーをあててしばらく格闘してくれたのだけど、だまりこんでしばらくしてエコーを外してしまった。
なんて言われたのか頭が真っ白で覚えてないけど、大きさが6週くらいで止まっていることや、何か色々説明された。
よく意味がわからなくて、しばらくして
「これって流産ってことですかね?」
と聞いたのだけど、その時の先生のリアクションも、よく覚えていない。
こうなった場合、2つ方法があって、自然に流れて出てくるのを待つか、手術でかき出すかのどちらか。
手術をする場合はうちでは設備が無いので、他の病院を紹介します。
どうするかはしばらく考えて、ご家族と相談して・・・云々。
その間、ずっと想くんがグズリマックスで勝手にエコーのプリントアウトボタンを押すわ、まとわりついて離れなくて、
今思うとショックに浸る余裕もなくて救われた気がする。

帰りの車を運転しながら、おんおん泣いた。
 
JUGEMテーマ:子育て日記
16:40 子育て comments(0)
流産の記録1 生きていた記録
春爛漫、には未だ遠い。
新門司港付近はまだ三部咲きでした。来週また行こう。



随分久しぶりの投稿で、こんな内容を書くのもいかがなものか、迷った挙げ句。
やっぱり書いた方が良いと思ったので。

2/23、稽留流産と診断され、先日手術を受けました。
数日間の安静期間を経て、体調はもうすっかり回復しました。
そして体調が回復するに従って、あんなに、何かをえぐられるように辛かった気持ちが、
少し落ち着いてきたことが、なんというか・・・衝撃でした。
もちろん徐々に落ち着いて行くことは望ましいことだし、現実を受け入れて、自分なりに昇華させて前に進むべきだとは思うのだけど、あまりにそのスピードが早くて、おののいた。
あまりに非現実的な数週間で、まるでなかったことになってしまうのではないか、と不安になりました。
それだけは絶対に嫌だ。

初期流産は6人に1人が経験する。原因は染色体異常であることが多い。母体に原因はなく、よくあることだと。
医者もみんな同じ説明をするし、周囲も気を遣ってくれる。
でも、よくあることだからといって、そんなに簡単に受け流せるはずもなく。
気を遣って前向きに振る舞っても、失ったものに代わりはなく。
もうこればかりは自分なりに、受けとめて、昇華させる過程が必要で。
人間は、忘れる。私は特に、すぐ忘れる。
こればかりは忘れるわけにはいかないので、書き留めておきたい。
たった7週間でも人の命が宿って、生きていたなら、その記録を残しておいてあげたい。
今の私にできることをせめてしてあげたいなと。

そして今回自分が実際に体験して初めて、流産について色んなことを知りました。

自然流産のこと、掻爬手術のこと、自分の身にふりかかって初めて調べて、知りました。
色んな専門サイト等で基本的な流れや知識はだいたいわかるのですが、
やっぱり人間の体に起こることなので、出産と同じで十人十色。人それぞれで違います。
そんな時に一番励まされ、役に立ったのは、同じ経験をした人のブログでした。
恩に報いる、というわけではないけど、今後同じ経験をする人がこのページにたどり着いて、
少しでも参考になればと思い、しばらく連続でこの記事を書こうと思います。

デリケートな内容でしばしば感情的になることもあるかもしれません。
読みたくない方はどうかスルーしてください。

JUGEMテーマ:日記・一般
16:24 子育て comments(0)
1/1PAGES