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2016.01.20 Wednesday
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大分『金のさかな』上演 第二弾
2013.03.04 Monday
先週に引き続き、行って来ました大分の小学校での『金のさかな』上演ツアー。
例によって例のごとく、今回も乗り打ち、仕込み1時間、ゲネなし、給食あり。
午前中の小学校は全学年40名程。会場は音楽室。
照明はないので暗幕を閉めつつ、明かるさを調整。
始まる前にみなさん体育座りできちっと膝を抱えて座っている光景が、
なんだかとても礼儀正しくて・・・
そんなにきちんと見てもらう作品でもないので、みんなで一緒に
準備体操などをして体をやわらかくして始めた。
今回の大分での上演に向けて、いくつか機材を揃えた。
これまでごまかしごまかし、現場合わせでなんとかやってきたけど、
劇場ではない場所での上演がこれからも増えるだろうから、と。
素人ながらに色々勉強して・・・くれたのはもちろん圭くんです。
もともと凝り性だからか、調べ始めると止まらない。
音響ケーブルをはんだづけし始めた時には、黒い服が好きだし、
よく舞台裏をうろうろしている人とみまごうごとありました。
そんな機材達にも子ども達は興味津々です。
終演後に給食を頂いていたら、お昼の放送が。
「みなさん、今日は、みんなで人形劇を見ましたね。みなさんは、どう思いましたか?
私は、悲しかったです。・・・今日の献立は、ごぼうサラダ、コッペパン、etc...」
どゆこと?ああ、その感想もっと詳しく聞きたい!
と思っていたら、帰り際に記念撮影をすることになり、その放送委員の子とお話ができた。
高学年のその子はかなり深い所まで話を考えてくれていて。
そして去り際に、折り紙で折ったカエルをくれた。
・・・ありがとう。
午後の小学校も全校生徒40名程。
こちらも絨毯じきの多目的室。
ここには幸運なことに照明が2台もあったので、ここで一句。
立ってない 親をも使う ひどい嫁
というわけで今回の上演の話を繋いでくれた、圭くんのお母さんに
ラストの照明オペをちょっと手伝ってもらったりして。
やはり照明が入ると観客の集中度合いがまるで違うもので、
最後まで集中して見てくれていた。
ありがとう!おかあさん!
終演後に校長先生が「じゃあ、感想言いたい人!」と呼びかけると
「はいっ!」と一斉に15、6人の子ども達が手を挙げた。
あとで聞いた話では、みんなでなにかをした後に、
人の前で感想を述べる機会をなるべく設けるようにしているらしい。
大人の方が他の人の顔色うかがって、しーーんとしちゃうよ。恥ずかしい。
素朴な感想に胸を打たれました。
なんでもないことを言ってくれているんだけど、
こんなに面と向かって、至近距離で感想を述べられることは、
普通に演劇やってるとほとんどない体験なので。
今回の大分での上演は、とある方のご支援のもと、実現したツアーでした。
劇場ではない場所での上演に対する準備は、私たちにとって(主に圭くん)、
大きな成長のチャンスになりました。
そして何より、子ども達との出逢いは私たちにとっても大きな励みになりました。
こんなチャンスを与えてくださった主催者の方に、心から感謝します。
本当にありがとうございました。
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