| PR | EN | CO | TR | CA | AR | LI | RE | OT |
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

 - -
工房
先週末、地元に一泊だけの帰省をしました。
いよいよ4月から家具屋オープンに向けて動き始めるのですが、
ここに来て、工房が未だに見つからなかったのです。
住居兼店舗は決まっているのに、肝心の工房が決まらない。
昨年中はまだ余裕があったのだけど、年明けあたりから、
紹介される所も断られたり、条件が合わなかったりと、
正直なところ少し焦りも出て来た矢先。
また一つ可能性のある場所が見つかった。
私たちの店舗から来るまで30分程の所にある、大きな家具工場。
友人のツテを辿ってたどり着いたその社長は、
その工場の中に間借りするような形で、圭くんに場所を提供してくれるという。
・・・降って湧いたようなありがたい話に、はじめは信じられず、
きょとんとしてしまったのだが、じっくり話をするうちに、
本当に暖かい気持ちで、心から応援してくれていることがわかった。

不思議だ。

どこから手を付けていいかわからず、右往左往して不動産屋に飛び込んでみたり、
空き地を見つけては住んでいる人に話を聞いてみたり。
しばらく連絡を取っていなかった友人に頼み込んでみたり。
親だけでなく親戚にも話してみたり。
巡り巡って色んな人に助けられて、出逢うことができた。
その社長に初めてあった時。
これまでなかなか物件が見つからなかったことをぽろっと漏らしたことがある。
すると社長は
「見つからなくてよかったね。見つかってたら出逢えなかった。」

そんなことの繰り返しだ。
うまくいかないこともたくさんあるけど、それは布石だ。
近い未来、うまくいくための。
そして最近富みに思うのは、そんな時は出来るだけ多くの人に話をすることだ。
頼る、という意味だけではなくて。
開く、とか。繋がる、とか。いろんな意味で。
私たちは、私たちだけでは成り立って行かない。
言い換えると、
なかなか出逢えないこともあるけど、それはいつか出逢う為の布石。
もう自分の為だけになんて働けない。
出逢った人に恩返しをする為に働こう。

力を貸してくれた全ての人たち、
本当に本当にありがとうございました。
精一杯がんばります。


帰りしな、近くにいる圭くんの先輩のところへご挨拶に。
門司港アート村という廃校を利用したアトリエ村。
興味津々・・・だったのにアート村はお休み。
だけど、また来ることは、おおいにあるでしょう。

19:34 家具屋 comments(1)
木育ワークショップ!
 先日、宮崎アートセンターで、円形木琴をつくるワークショップを見学してきたのです。
円形木琴とは・・・


このPCの後ろあたりに立っているもの。
これを手にのっけてくるくる回すと素晴らしい音がでるのですが。
このワークショプがまた・・・エクセレント!
エクセレントすぎるので感動のあまり、レポート。

そもそもこのワークショップ、木育キャラバンという
NPO法人が林野庁の助成を受けてやっているイベント。
どうやら全国を回っているらしい。
そのイベントの中のワークショップの一つがこの円形木琴の制作。
始めは参加したくて問い合わせたところ、既に定員オーバーなので、
見学なら可、というわけで、軽い気持ちで行ってみたら。
エレベーターが開いた瞬間、外に出られない程の人!
す、すごい人気だー!
なんだこのイベント!


これは木のおもちゃで遊ぶ部屋。


無心で遊ぶ子ども、そして大人。大人も夢中になっている人が多かった。


そしてワークショップはその最たるもの。
参加費無料なのに1時間半みっちり。
始め30分はまさに木育。木が成長するしくみや木の組織の成り立ちを
パワポやお手製の道具を使いながら説明。
非常に、非常に、わかりやすかったせいか、みんなかなり夢中。特に大人。
そして後半で木琴製作。
既にある程度の下ごしらえをしてあって、カッティングボードの上で、
カッターや小さな金槌を使って組み立てて行く。
程よい難しさで、子ども達も退屈することなく、
むしろ大人がやりたくて仕方がなくなってしまう程。
飽きちゃった小さい子どもの代わりにお父さんが夢中で組み立てている家庭もあった。

特筆すべきは講師の方。
熊本大学の先生らしいのだけど、本当にお上手。
柔らかい話し方、参加者とのコミュニケーション、ワークショップの構成。
そしてこのワークショップを通して、
「ああ、この人、本当に木が好きなんだろうなあ。」
と思わせる程、楽しみながら進めていた。

そんな先生を見ながら、講師と参加者の関係についてふっと思った。

私はこれまで主に演劇や、舞台表現に関わるワークショップを見たり、
参加したりする機会が多かった。
その場合、こと講師と参加者との関係については、
子ども達と密に関係を作ることが最善である、と思ってしまうところがある。
芸術には正解がないから、一人一人が発想したことを、
どんな風に周りと共有して、形にしていけるか、または形にしていけないかを
体験することが大切だと思う。
だけど、この木琴ワークショップは同じワークショップでも全く形式が違う。
講師はあくまで講師。教えてくれる先生。
そういうワークショップも存在することは知っていたけど、あまり好きじゃなかった。
だけど、今回の先生は、彼が大好きな木を語る姿をこどもたちに見せることで、
「この人がこんなに大好きな木って、どんなものだろう?」
と興味を抱かせることには完全に成功していた。
そしてそれって、人が人に何かを伝えることにおいて、
とても健全で、当然な形。
と、ふっと考えたのです。
あー、おもしろかった。

そしてそのワークショップに触発された圭くん(旦那)が


ちょっとした企みを抱き始めたのです。。。
ふふふ。

次回のお楽しみ。

14:12 家具屋 comments(0)
あけました。
 すっかりごぶさた。


あけましたねえ。おめでとうございます。
ドリトル先生再演の為、東京に向かったのが11月上旬。
日々めまぐるしく新しい経験をするであろう2ヶ月を書き留める
つもりでいたのに、驚きの無更新!!

会いたいと思っていた人の半分以上に会えず。
ドリトル先生もチケットが売れ売れで、
さあ友人に声を掛けようかと思ったころには売り切れ。
おかげで追加公演までたくさんのお客様が来てくれました。
本当にありがとうございました。
そしてなにより、遠いのに声をかけてくれた倉迫さん(演出家)
出演者、スタッフの皆々様。
そして、2ヶ月間、部屋に置いてくれた棚川さん、加藤さん。
もうあげるときりがないけど、本当にありがとうございました。

この2ヶ月間のことは、追って少しずつ追記していきます。
ちょろっとだけ思い出してみると・・・
小学校のワークショップ(学芸会の演出)に混ぜてもらったり。
芝のいえ、という不思議な場所に行ってみたり。
特別支援学級のワークショップも連れて行ってもらったり。
コンドルズのワークショップを見学させてもらったり。
地点を観に行ったり、ルパージュを観たり、飴屋さんを観逃したり。
青山学院のワークショップデザイナーの話を根ホリ葉ホリ聞いたり。
夜中にAKBを踊ったり、寿司屋に行ったり、安ワインを箱買いしたり。
ドリトル先生の庭を作ったり。
・・・もう書くこと多すぎ、そして濃すぎ。

さてさて。
いよいよ今年は独立の年。
私の活動と旦那の圭くんの活動がどんな風にリンクしていくのか。
楽しみです。

今年もよろしくお願いします。
19:31 日々 comments(4)
1/1PAGES