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Jacek
 

ここのところ体調が優れず。今日ついに少し昼間の作業をお休みさせてもらう。
そして夕方、ちょっとでも顔を出さねばと沢さんのもとを訪れると、
驚くべき展開が。

役者やプロデューサーがみんないて、なんだかわいわいしていると思ったら。
今回の作品の中心的な存在である役者のヤツェクが、骨折していた。
昨日の夕方の舞台上で、怪我をしたらしい。
2週間は療養が必要、骨折なので、その後もギプスは取れないだろう。
だけど。昨晩もろもろ話合った末、代役は立てず、プレミアの延期もせず、
ヤツェクの負担を軽減しつつ進めて行くことに。


ヤツェクは本当に素晴らしい役者、舞台人だ。
ああ、プロフェッショナルだー。と毎日思った。
稽古場でも工房でもずっと通訳をしてくれたのは彼だ。
作品の中でも、一番重要な役を、発想豊かに提示して、
みんなをひっぱっていた。
色んな問題が起こっても、決して感情的にならず、相手を責めず。
疲れたなんて一言も言わなかった。
いつも優しく、紳士だった。
「こんな状況になってもヤツェクが明るくいてくれてよかった。」
と沢さんが言った時、
「明るくなきゃいけないもの!」
と笑顔で返しているのを見て、拍手しようかと思った。

自分が今居る場所を、本当に、心を懸けて、自分の場所だと思うこと。
今している仕事を、真摯に、自分のなすべきことだと信じること。
力なんか抜いてていいんだけど、たった一粒それを信じているかどうか。

彼を見ていると、その一粒の強さを感じた。

明日、私と沢さんはプラハに戻るけど、稽古はまだまだつづく。。。
03:53 演劇 comments(1)
teraz(now)
 

朝から工房へ行って、9時半から芝居を見て、買い出しにホームセンターに行って、
録音の打ち合わせをして、ご飯を食べたら稽古が始まって、稽古が終わったら
またご飯を食べて、作業をして。
め、めまぐるしい。


今日の稽古は頭から3分の1くらいまでを、細かく、丁寧に確認しながら
詰めて行った。
はじめはどうなるか、全体像すら危うく見えた芝居が、
だんだん形になってきているのがわかる。

明日は朝から稽古。
05:49 演劇 comments(0)
znowu
 

朝から2本観劇。
小学校の授業の一環として行われている観劇。客席はこどもでいっぱい。
子ども達の反応は世界共通だ。
作り手が裸にされる瞬間が何度もあった。


舞台のセットを様々な方法で試して、組み立てて、そこに絵を描いて・・・。
「znowu(ズノブ)」は「once again」
もう一回、もう一回と、少しずつだけど、前に進む。

役者が3人しかいないので、同じキャラクターを別の人が交代で演じたりする。
なのに、前のシーンで別の役者が演じたキャラと
全く違うキャラクターを大真面目に提示してきて、思わず笑った。 
探っている段階とはいえ、あまりにもばかばかしい飛躍が面白くて。
ナイスセンス。
06:36 演劇 comments(0)
買った!
 

広場の花屋でついに!
水仙。
英語ではdaffodil
チェコ語ではnarcis
ポーランド語ではzonkil
らしい。

明日は朝から2本観劇、午後から稽古。

そうそう。
私が東京で参加していた集団のHPが新しくなりました。
帰国後も同じような活動をして行けたらな、と思います。
Seminko Orchestra

04:47 日々 comments(0)
轟音
 

止まって・・・


よいしょ!
信号機が、なんか熊っぽい。
14時から大統領のお葬式だったらしく、
町中にサイレンが鳴り響いた。轟音。


今日は稽古は休み。工房も休みなので、
昼間少しだけ沢さんの作業の手伝いをする。
透明なプラスチック用の絵の具の色見本を作ってみた。


乾くのに時間がかかるけど、発色はとてもキレイ。

午後は自分の作品の仕込み。
わらを編んだり、動いてみたり。

3月から積み上げて来た演出プランが、ひとつの山超えようとしている感じ。
当初考えていたことが、具体的に形にしてみたら、たくさん無理が出て来てしまった。
それを対策を立てて乗り越えていくのも一つの方法だけど、
思いきって方向を少し変えてみたり、違う手法を試すのも、悪くないのかもしれない。
私のこれまでの経験や、体の中にないものを取り入れるのも、決して悪くないし。
自分が大切にしていることはもちろんそのままに。
忘れてはいけないのは、楽しいことを作ってるんだということなんだろうな。

そんなことを考えつつ、東京にいたら是非見たかったダンス。


06:05 演劇 制作現場 comments(0)
レコーディング
 

朝から工房へ。
沢さんが実際に色を塗って見本を見せたり、作り物の相談をしたり。
この工房で主に小道具を作ってくださるマダム2人は、まるで母のような人。
ナイフでごりごり硬いスチロール的なものをくり抜きながら笑顔で話しかけてくる。
ポーランド語で。
わかんないけど、とりあえず笑っとけ。


午後はレコーディング。音楽監督のヴィオレッタとアルトゥルの主導のもと、
どんどん録音。
私も最近、多重録音のまねごとのようなことにハマっていたので、興味津々。
どんどんアイデアを出しては、やりすぎてまた削ったり。
いきつもどりつ結構時間がかかった。
部屋を閉め切っていたせいか、軽く酸欠。


朝がたはものすごい雨。
ポーランドに来てから5日間、ほぼずっと雨だ。
雨でも劇場の近くの広場では24時間営業の花屋が。
いつもフレッシュな花を大量に売っている。
いつか買いたいのは・・・


スイセン!
23:34 演劇 comments(1)
稽古、工房、打ち合わせ
 

今来ている劇場は、稽古場として使っていて、上演も行うガレリエと呼ばれる場所と、
劇場と、工房が離れた場所にある。
なので、朝方は工房へ行って作業の進み具合を確認したり、
午後はガレリエで稽古をしたり、宿泊は劇場の中だったり・・・。
一日中うろうろしているので、少し慌ただしく感じる。


音楽監督のヴィオレタ。
上品で落ち着いてるのに、ユーモアがあって、その場でどんな注文にも対応してくれる。


色々と考えなければいけないことは山積みなのだけど、
3人の役者はとても積極的で。
どんどんアイデアを出してくる。
そして粘り強い。

沢さんの為でもなく、ただメモをとるくらいしか出来ない私は、
こう見えても、毎日葛藤している。
その場にどう居るべきかは解っているけど、狭いところからなかなか抜け出すことが
相変わらずできない。
毎日、毎瞬、超えよう、超えようとはしてるのだけど、いつか超えられるのか、
永遠超えられないのかは、わからない。
そう言って、もう半年だ。


ファンキー太郎。
06:16 演劇 comments(0)
ポーランドの長い列
 

昨日から2週間と少しの予定でポーランドに来ている。
Teatr ATENEUMという劇場で沢さんが演出をするので、ついて来てこさせてもらった。


袴をポーランド人が着ています。
体型が日本人と違うのでなんだか違和感があります。


夕方外に出たら、ものすごい量の人がろうそくや旗を持って行進していた。
ニュースでも騒がれているけど、大統領他要人が多数亡くなった追悼の為。


私がポーランド入りする前日に事故が起こったので、まさに町中が
喪に服している最中。
長い行列はパトカーに先導されて、目抜き通りを進み、劇場の前でしばらく
立ち止まった。大きな劇場にも喪章をつけた国旗が。


警察車両が行列の為にトラムを停めている。
国葬が確か土曜日らしい。

なんだかすごい時に来てしまった。。。
06:17 演劇 comments(1)
Narozeniny a být sam

11日はいつも果てしなくお世話になっているつよい姉さんの誕生日。
ペトルわくわく!


ふくろうのピアスをプレゼントした。
か、かわいいのう。

夜は先日ブルノで激しく感動した、JAMUのゾヤさん演出作品、『být sám』を見て来た。
やはり激しく感動。
動くということの可能性を感じた。
彼らの出発点は手話かもしれないけど、その動きはもはや手話から遠く離れて、
別のイマジネーションを呼び起こすものだった。
祈っているように見える。
私はダンスは踊れないし、動きもあまりコントロールできる方じゃないけど、
自分の体を愛してるし、この体でこそできる動きがあると思う。
あとはプロとしてそれを自覚して、探して行く長い旅。

そんなことを思わせてくれる、素敵な作品だった。

06:39 演劇 comments(0)
作業、打ち合わせ
 

来週から3週間ポーランドに行くので、その前に作業を出来る限り進めておきたいところ。
つよい姉さんちで作業を進める。
モリタン、ウレタンともいうのかな。でとりあえず形を作ってみる。
常套手段なのだけど、私はこれまで使ったことはなかった。
Gボンドで簡単にくっつくし、形成しやすくて便利。
ねえさんがモリタンで、ばんばん形を作って行く横で、その間私ができたのは
・・・ちょうちょ。
・・・しかもボツ。
・・・迷走しております。


夜はバイオリニストと打ち合わせも兼ねて、ごはん。
今回の作品の中で、彼女にも力を貸してもらうことに。
企画や演出について説明をしたところ、彼女なりに色々と意見を出してくれたり、
提案をしてくれたり。
しかもプロの目線で。
ああ・・・心強い!

06:41 演劇 comments(0)
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