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2016.01.20 Wednesday
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zahrada
2010.02.27 Saturday
ペトルが、水で中途半端にはげ落ちた漆喰をはがしてくれた。
部屋を水洗いしたような状態になってるので、
あり得ない所から色んな汚れが流れて来て、床はえらくざらざらと黒い。
そして部屋全体が・・・梅雨時期の靴の匂いがします。。。換気!換気しよ!
あまりに汚れが落ちないので、ペトルは終いにはキッチンクレンザーで床を研磨するという
荒技に出た!人生初、部屋を洗います。
夕方ペトルのお母さんがいらして、思い立ったように庭の掃除を始めた。
もうこうなったらとことんやろう。手伝います。
落ち葉がもさもさ積もった庭をくわで耕します。落ち葉を集めます。
おお!これはもしや・・・
落ち葉をめくったら、そこは春!
最近雪が融けて、暖かい日が続くなあと思ったら。
長くて、キビシい冬だった。極めつけもあったし。
こうしよう、ああしよう、あがいてもがいて、どうにもならなくて。
それでもこうして春はくる。
ペトルのお母さんがおいしいチェコ料理を食べさせてくれた。
私たちの背後には三日前には水を噴いていた天井が。
あは!
私は生きている!なんとかなるぜ!
水漏れ、というか洪水。
2010.02.25 Thursday
突然にして、怒濤の3日間だった。。。
見えるかな、天井を良く見てください。
25日の13時半頃。たまたま家でPCに向かっていた私の背後の壁から、
ジョーッという勢いの良い水の音。
振り向いてみたら天井から蛇口をひねったかのような水が噴き出していた。
あり得ない光景に仰天しながらもキッチンへ鍋を取りに走って、
戻ってみたら6、7カ所からジョーツと。
増えとるがな!
ありったけの鍋を並べても足りないくらいの勢い。
その範囲はどんどん広がって行った。
これは大変だとすぐさま上の階に走ったけど、応答はなし。
重たい扉の向こうからザーッという大雨のような音が聞こえて、
ぞっとした。これは、大変だ、いやマジで。
すぐさまつよい姉さんに連絡、大家のペトルに連絡を取ってもらいつつ、
近所の人に助けを求めたり、断られたり、助けられたり。
その間も水の勢いは増すばかり、範囲は広がるばかり。
部屋の中が大雨か、洪水か。すごい光景だった。
天井が抜け落ちてくるんじゃないかと、怖かった。
いつの間にかキッチンでも大雨。
走り回ること2時間弱。
ようやく水道屋らしき人、上の部屋の住人らしき人も到着。
彼らが到着してしばらくして、雨がやんだ。
ねえさんも来てくれた。
私は、自分の体が水で濡れていたのも、ねえさんに言われるまで気づかなかった。
部屋の中は水たまりだらけ。
水道屋にしろ、近所の人にしろ、来る人来る人、
「To je krásně---(わあ、キレイ。。。)」とつぶいてた。
チェコ人って、ユーモアあるねえ。笑えねぇ。。。と思いつつ苦笑い。
下水の水道管が古くて破裂したのが原因らしい。
そりゃ、どうしょうもないね。
ベッドは下の板までぐしょぐしょだった。
つよい姉さんとペトルは、偶然今週末に、自分たちの家を引っ越しすることになっていた。
忙しいのに、復旧作業を手伝ってくれた。そして寝る場所がない私を泊めてくれた。
それどころか、私が家にいてくれてよかった、と。
そうでなければもっとひどいことになっていたと。
めっそうもない。
私なんか全然へいちゃらだ。むしろ言葉が通じなくて何にもできなかったし。
普通の留学生なら、こんな時一人で対応しなきゃいけないのに、
助けてくれる人がこんなにいて、暖かい布団まで用意してくれて。
怪我をしたわけでもないし。
全然、なんてこたない。痛くも痒くもない。
どうしようもないことって、あるんだねー。
とつくづく。良い勉強と良い経験をさせてもらいました。
タンデム
2010.02.23 Tuesday
最近、タンデム、というものを始めた。
母国語の教えあいこ。エクスチェンジ。
今の私の環境ではどうやってもコミュニケーション力が伸びないので、
この際、演劇関係者でなくてもいいからとにかく話す練習だ!
ということでカレル大学の日本語学科のチェコ人学生を紹介してもらった。
彼女、非常に日本語が達者で、もう練習の必要はないんじゃないかと思われる程。
私のチェコ語も丁寧になおしてくれて、
もう一方的に私が教えてもらっている気が・・・しないでもない。
演劇関係者でなくとも、意外と一般的なチェコ人の感覚や、
育って来た環境、教育、国の歴史が知ることができて、すごくおもしろい。
なにより・・・いい娘だわー。
あっという間の2時間。
窓の外には目抜き通りが一望。
ミノル2日目
2010.02.21 Sunday
Minor sólové tvorby
2010.02.20 Saturday
今週末はミノル劇場でソロパフォーマンスの小さなフェスティバルがあるので、
観劇三昧。半ば意地で全部見る。
小さな組み立て式の舞台でカシュパーレクの小さな糸操り人形が出て来て、
時々パントマイムなどが入るお芝居。
様々な工夫は見られたのだけど、今いち空間を埋めきれず。
ひとつひとつのパフォーマンスにつながりがなかったり、
役者が年齢のせいか、途中でバテてしまっていて・・・。
いきなりちょっとぞっとした。
一人舞台で、こうなるとそうとうしんどいだろうな・・・。
でも子ども達は大満足。
本人もそんなに気にするそぶりもなかった。たくましい。
2本目はフランスからの一人芝居。
女性の大きく膨らんだドレスが舞台になっていたり。
そのドレスの中から人形が出て来たりと、これまた工夫が盛りだくさんだったけど、
フランス語がとにかく呪文のように多く、照明もずっと暗かったので、
残念ながら気絶してしまった。。。
3本目・・・芝居だと思っていたら、いきなりのワークショップ。
南アフリカからきたミュージシャンが太鼓を叩きながら子ども達と戯れます。
これがまた・・・おおざっぱなワークショップだった。
筋書きはほぼない。通訳もいないので、途中から知り合いらしき観客が
なんとなく通訳してくれたり。
だけどこの南アフリカの人も、たくましく、笑顔を絶やさず、ずんずん進んで行く。
子ども達もさすがにちょっと困惑気味ではあったけど、果敢について行き、
結局1時間ちかくやっていた。
日本だったらあり得ないこの光景。
どっちも学ぶべきところはたくさんあるなと思った。
南アフリカの人は、目標を設定したり、そこへたどり着く為の道筋を明確にしたり
すればより子ども達も納得や理解がしやすくなるだろうし。
日本人(というか私)は、あまりガチガチに決めすぎないで、
ある程度の強引さと、あの太陽のような明るさを見習えば、もっと発展するだろうな、と。
最後にフェスの作品をもう一本見て、新婚夫婦と合流してミノルのレパートリーの
『popelka』を見た。安定感のある、音楽劇。
今まで見たミノルのレパートリーの中で、一番派手で、豪華だった。
そして終演後は夫婦とともにまたしてもアツい語らいを・・・。
carving workshop 5日目 と新婚旅行
2010.02.19 Friday
指なんか彫れる訳がない、と思っていたのだけど、
ミレクさんのやり方を真似てやってみたら、意外とおおまかな形は
近いものが出来た。
足もしかり。時間はかかるけど、だんだん彫るのが楽しくなって来た。
けどもう彫る作業は微調整をする段階へ。
足の曲がり具合や座った時の姿勢を見ながら、関節の削り具合を
微妙に調整していく。
人間の体が本来持つメカニズムをシンプルにした構造をしているので、
ここをもう少しこうしたいときは、ここを削る。
という理論がちゃんとある。
なんとなく物理の授業を思い出した。
ワークショップ後、日本から来た友人と合流し、
以前から興味があった、Divadlo Continuoを見に行く。
タイトルは『victim』犠牲者。
ユダヤの強制収容所の話だった。
言葉を尽くした一人芝居にもかかわらず、楽しめた。
空間の濃密さや演者のポテンシャルの高さや、
さすが、といった感じだった。
ただ、日本からの友人達は新婚旅行で立ち寄った2人だったので、
こんなに重いものを見せてしまって大丈夫か?
と心配したのだけど。
この2人。新婚旅行でアウシュビッツに行って来たばかりとのこと。
どんな新婚旅行だ!
かつ、この芝居を見る前は社会主義博物館を見ていたという強者夫婦だったので、
あまりにタイムリーな芝居に出逢えて、意外と満足していたようだった。
芝居の後はアツく語らいました。
そしておみやげをこんなに!
梅干しサイコー!
carving workshop 4日目
2010.02.18 Thursday
ビビリながらもband sawを少し使わせてもらいつつ。
手と足も荒削りが終わりました。
関節の構造は、本当に面白い。
そして色んな種類がある。
以前沢さんからもらった、DAMUの人形制作の教科書にも載っていた。
そしてその教科書、ミレクさんも持っていた。
プロも教科書を見るんだ・・・。
一日かかって胴体をまるく、まるく、削る、削る。
本来衣装で隠れる部分だから、一日もかける作業ではないらしく、
見かねたミレクさんが、何度かお手本に削ってくれた。
私がこわごわ、おそるおそる、ちょっとずつちょっとずつ
削って行っていたところを、ものの2、3分で、
美しいお腹周りに!
ある程度の思い切りも大事らしい。
それにしても・・・
可愛くて仕方がない。
私はかなりの初心者なので、削る時、全身に力が入ってる。
ミレクさんは、力は入れているけど、ちゃんと抜く所を知っている感じ。
今日削りながら、なんだか2週間かけて出産をしているようなもんだな、
と思ってしまった。
いきみ続けてる。
正直、体がばりばりだ。。。
carving workshop 3日目
2010.02.17 Wednesday
carving workshop 2日目
2010.02.16 Tuesday
カービングワークショップ1日目
2010.02.15 Monday
今日からマリオネット制作のワークショップ。
講師は沢さんから紹介していただいたミレクさん。
彼はマリオネットのワークショップだけでなく、アニメーションのワークショップを
したり、方々から依頼された人形を作ったりするデザイナーであり、職人であり。
マリオネットを作りたいなら彼に教えてもらいなさい、との沢さんの指示のもと、
個人的に教えてもらうことに。
なので、生徒は私一人。集中します。
今日はテクニカルドローイング。実寸大の設計図を書いた。
絵を描いたこともないし、マリオネットの基礎知識もない私に
一から丁寧に教えてくれた。
素人なので、時間がかかります。
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