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年の瀬

最近の私の窓辺の新参者。
九官鳥みたいな、鳥。ここ数日気温が上がっていたせいか、私の窓から見える
庭には、鳥がたくさんやってくる。
餌付けは失敗したはずなんだけど。


昼間は随分あったかいのだけど、ふと道ばたを見ると、きれいに霜がおりている。
朝は寒かったんだろう。

この日はイジー・トゥルンカの展示を見に。
町中のちいさなギャラリーなのに、中はかなり広い。
たくさんの作品を見ることができた。
トゥルンカの、にじむ色が好きだ。
どことなく日本の昔話の絵本に似てる気がする。懐かしい、素朴さ。
にじむことだけで、これだけ多くのことを物語る。


夜にソウタさんちで晩ご飯をごちそうになる。
Ježíšekがプレゼントをくれた。木のかけらの王様。
Dekuji Ježíšek!
08:04 日々 comments(0)
svatba
 

そしてオストラヴァ2日め。サプライズ、というか前日突然知らされたのだけど。
到着したばかりの私に、「私たち、明日結婚するの。」
私の両親と年の近い彼らは幸せそうに報告してくれた。
結婚30周年のお祝いに、もう一度式をあげる。
服もそのままでいい、お客さんはこない、式をあげて、レストランで食事をするだけだ、と。
そんな大切な瞬間に私なんかがいていいのですか!?


式は。
もう、もう、涙が止まらなかった。
ご主人はいつもはちょっといかついのに、号泣してしまって、
誓いの言葉が言葉にならないほどで。
美しい奥さんは、バージンロードを歩いている時からもう既に
涙ぐんでいて。
きっとこれまで色んなことがあったんだろうな、この30年。
そして今、もう一度結婚する。
その場になぜか、私がいる。
なんじゃこりゃ。
なんだかわからないけど、泣けて泣けて、しょうがなかった。


翌日帰る前にも、もう一人、劇場の方がわざわざ私に会いに来てくれて。
ゆっくり、ゆっくり、いろんな話をした。

帰りの電車の中。
不思議な気持ちだった。

08:21 日々 comments(0)
vánoce
プレミアが終わってからというもの、少し風邪気味だったせいか、
2、3日眠ってばかりいた。
そしたらあっという間にクリスマスが来て。

 

つよい姉さんとプラハでクリスマスを祝った後、24日からオストラヴァへ。
受け入れ先の劇場の人が、クリスマスに予定がなかった私を、招待してくれた。


cukroví(ツックロビー)と呼ばれる、スイーツたち。
日本のおせちみたいに、ずっとリビングのテーブルの上に出してある。
いつでもどうぞ、みたいな。


そして丁寧に作られた、家庭料理の数々。チェコではクリスマスに鯉を食べます。
鯉のスープと、からあげ。私も作らせてもらった。


スープ皿の下に、鯉のうろこと10コルナ。
財布の中に入れておくと、来年一年守ってくれるらしい。
こんなに素敵なもてなしをしてくれて、本当にありがたかった。嬉しかった。
私という人間は、どうしてと思うくらい、人に恵まれている。
チェコに来る前から、昔から。
チェコに来てからはなおさら。
その人たちから受けた親切は、私の胸につもって、つもって、もう溢れそうなくらい。
いつか恩返しをしたい人がたくさんいるけど、未だに果たせず。
いつか、必ず。
感謝。

00:03 日々 comments(0)
premiéra
 

先週末に、沢さんの新作公演があった。
考えても考えても結論などは出ないし、そもそも結論などはない。
だけど、いろんなことを考えた。
語り尽くせない。


たったひとりで舞台に立つということ。
そしてそれを遠い異国の地で続けるということ。


正直なんの力にもなれず、奥深い所には触れることすらもできなかった。
何が自分の中に残ってるのかすらも、よくわからない。
けど、それは後からわかることなのかもしれない。

23:21 演劇 制作現場 comments(0)
こだわり
 

なんだか最近、クリスマス風物詩を紹介する人みたいになってるけど。
めずらしいので、つい。
「これはクリスマスでは、ふつうのことだよ。」
と娘っこが見せてくれた。真ん中には小さなろうそく。
りんごにクローブをぶすぶすさしてつくるらしい。
クローブの、あまい、いいにおい。

今日はPCで音楽の編集作業。
簡単な作業とはいえ、あまり使ったことがないgarage bandをああでもないこうでもない、
といじり倒してなんとか。
沢さんの作業はもう私の手の届かない域に入ってしまっている。
遠巻きに眺めるしかできない。


飾りすぎだよ、娘っこ。
たわんでるよ・・・。
06:22 演劇 制作現場 comments(0)
切り絵
 

学校帰り。
クリスマスツリーの前で、うぃーん、うぃーん、と
ゆっくり動き続ける熊の家族を発見。
足元は雪を表現したいのか、なんとなく白い布をごしゃっと置いてある。
この微妙なかわいくなさといい、雑な感じといい・・・意外と好きだ。


今日は切り絵の作業。カッターで細かくくり抜いていく。
できたものを沢さんに見せると、
「こういうの、苦手なんだね。」
・・・すみません、なにかと初めてなもので。。。
06:24 演劇 制作現場 comments(0)
Bazar
 

ペトルがクリスマスツリーを出してくれた。
プラハ中、クリスマスムード一色。ささやかながらうちにもクリスマスが。


今日の気温は−3℃。明日は−5℃。明後日は−20℃!!!
どうなる、私!


絵本を3冊買った。
詳細はまた今度。
JUGEMテーマ:演劇・舞台JUGEMテーマ:絵本紹介
06:39 日々 comments(2)
さすが。
 

花屋さんの店先。
日本のしめ縄のようなものらしい。クリスマスにお家にかざると、
幸せがやってくる、らしい。。。
町中のいたるところで売っている。

今日は午前中からつよい姉さんちで、布貼りの作業。
昨日までどうしていいかわからず、途方に暮れていた作業が、
さすがの舞台美術家を迎えて、たったかたったか進んで行く。
シンナーが苦手な私には全くボンド作業をさせず、
病み上がりで咳き込みながらも、帰宅したペトルを待たせながらも、
10時間経過。
出来上がったのが


はああ。。。
私ひとりだと、本番に間に合っていたか・・・。
本当に、ありがとう。


晩ご飯は、閉店直前、おいしいピザ屋さんへ。
ごほうびだった。



08:36 演劇 制作現場 comments(0)
はなのゆき
遂に、作り物が間に合わないかも、とのことで、つよい姉さんにも
作業を手伝ってもらうことに。
夜にモノを持ってお家に伺う。
姉さんは病み上がり。
ペトルが買ってきた、花のお茶を飲んでいた。
5ミリくらいの、小さな花がポットの中で踊っていて、夢のようなひととき。

 

打ち合わせ後、明日一日で集中してがんばってみようということに。
心強い。。。

23:21 演劇 制作現場 comments(0)
Air on the G strings
今日から沢さんはリハーサルスタジオに入った。
私も本来行くはずだったのだけど、諸事情により、今日は行けず。
学校が終わって、夕方早々に帰宅。

宿題を済ませて、ぽつぽつとアコーディオンを弾いた。
今まで弾いていたアコより想像以上に小さくなっているのと、
ベースの数が変わっているせいか、弾きごこちがまるで違う。
あまりの小ささに、右手がつりそうになる。
ベルトの閉め過ぎかな・・・。
これまでなおざりにしてきた指の練習や、ベースの配置等について、
自分なりに整理して、なるほど、なるほど、といいつつ弾いている。
日本から持ってきていた教本は、あまり曲がのっておらず、良い練習曲がないかと
ネット上で数日前から探していたら。
G線上のアリアを発見。
早速ダウンロードして、印刷して、練習してみた。
かなり弾きやすいアレンジ。
日々の練習が楽しくなってきた。

この楽譜をアップしていた人は横浜でアコーディオン教室をしたりも
しているプロの方。ホームページも参考になることがたくさん書いてあって、
素敵だった。いつか紹介できれば。。。

今日は朝は晴れていたのに、午後からぽつぽつ雨が降り始め、ぐっと寒さが増した。
今週末から雪に変わるらしい。
いよいよ来たか。

Dnes rano bylo slunečno. Ale odpoledne pršelo a bylo mi zima.
O víkendu možna bude sněžit.

In the morning, the sun shined. 
But in the afternoon, it begun to rain, and get cold.
In the weekend, it may be snow.  
23:31 日々 comments(0)
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